【下北沢】現役古着屋スタッフが作る、古着リメイクブランドにインタビュー【リメイク】

今下北沢で密かにリメイク古着のブランドが注目されているのをご存知ですか？🤔

古着を解体や縫製し、作り手の想いや意味を吹き込み新たな1着として生み出すリメイク古着のブランドが下北沢に増えてきています！

既存の古着以外も見てみたい方へ、今日は下北沢で現役で古着屋スタッフを行いながらリメイク古着を制作、ブランドを行う方へインタビューを行いました！

下北沢の古着屋さん「グリズリー」でスタッフとして働く傍ら、古着のリメイクブランド「Torrey (トリー)」として活動されている瀧さんです👏下北沢で働き始めたきっかけからブランドのコンセプトまで聞いてきました！

それでは本日はよろしくお願い致します！まず初めに下北沢で働かれようと思ったきっかけがあれば教えてください。

瀧さん(以下滝)：元々趣味で古着のリメイクをしていて、リメイクや服に関わることをしたいなと思っていました。けど1度もアパレル関係で働いたことがなかったので、リメイクをする上で古着屋さんで働いたら毎日仕事と服の勉強が両立できると思って。お客さんとしてお店に通っていた時も切り返しや縫製見ていたので働こうと思いました。

グリズリーさんで働こうと思った理由はありますか？

瀧：募集していたっていうのもあるんですけど、客として通っていた時も店員さんと仲良く話して、服を色々紹介してもらったり教えてもらったりしていて。「こういう風にリメイクしたらいいんじゃない？」とか。お客さんから学ぶことも多いんじゃないかなと思ったんです。なのでお客さんとの距離が近く感じていたグリズリーを選びました。

お店には瀧さんのようにリメイクをしたいお客さんは来られますか？

瀧：結構来ますね！デニムの色抜きたいとか、デニムを縫い合わせてフレアにしたいとか、そういう方が来店されているのをかなり見かけます。

元々古着のリメイクを行われていたとのことですが、ブランドという形にしようと思ったきっかけってありますか？

瀧：自分のブランドを持つのが小さい頃からの夢だったっていうのもあるんですけど、ただ趣味として作って着てたまに売ったりするんじゃなくて本格的に運用していきたいと考えたからです。Torreyのデザインはレコードのジャケットを元に作ってて、レコードを流行らせたい、っていう想いから洋服とレコードを繋げようと考えました。

▲Torrey

瀧：レコードをもっと色んな人に知って欲しいなって思っているんですけど、あんまりレコードに興味を示してくれる人がいなくて。今の時代レコードって自分から買おうとか聴こうとか思わないと踏み込まないじゃないですか。一生関わらなくても生きていけちゃうと思うんです。だから服とかを繋げたらそこをきっかけにレコードに触れる入り口になるんじゃないかと思ってデザインそ。レコードを広めたいという想いでやっているので、趣味の中に留めるんじゃなくてブランドという形にして発信していこうと思いました。

▲Torreyのアイテム。シャツの身頃が左右で違う柄になっている。

ご自身が作られてきた中で、思い入れのある1着はありますか？

瀧：PrinceのPurple Rainっていうレコードのジャケットなんですけど、これが古着からのリメイクの第一作目でした。このジャケットが可愛すぎて(笑）これは何か作らなきゃと思って作った１着です。

▲PrinceのPurple Rainをイメージして作られた１着

瀧：でも、一つのアイテムが必ずしも一つのジャケットだけに当てはまるわけじゃないと思ってます。受け取る人によって色んな発見があって、他のレコードへの繋がりになってくれたら嬉しいですね。

ブランドの名前の由来を教えてください。

高校生の時に考えた名前なんですけど、ブランド名を人名っぽくしたいと思ってつけました。今後はTorreyだけじゃなくて、何個か作りたくて、それも全部人の名前にしていく予定です。自分の名前のイニシャルがT.RなのでTとRが入っているなっていうのと、鳥取出身なのと、実家が焼き鳥屋さんなのと(笑)。そんな経緯で名付けました。

今後の目標があれば教えてください。

瀧：この前デザフェスがあって、そこで始めTorreyとして出店をしたんです。デザフェスって結構古着好きな人以外にも結構いるのでアウェイな環境で販売していたんですけど、1日目で結構興味を持っていただき買っていただいて。その時にモチーフになっているレコードを説明すると可愛いって興味持っていただける方が沢山いたので、今後も服だけでなくレコードにも興味を持っていただける人が増えたらいいなって思っています。

下北沢ってレコード屋さんもたくさんあって、レコードに興味を持ってる人もいっぱいいると思うんです。なので今後も拠点は下北沢で、店舗持ってブランドとしても成長していきつつ洋服とレコードどちらも置いてある今までにないお店を下北沢に作れたらいいなって思います。

12月3日の「下北沢にて」にご出店されると聞きました。来場予定の方に何か一言いただきたいです。

瀧：アイテムは今作っているシャツの他にもパンツも何着か作っているのでそれも販売する予定です。パンツを出すのはTorreyとして初めてですね。私も店頭に立とうと思っています。下北沢に来る方は古着を見に来る方も多いと思うので、私のリメイクも見ていただいてリメイクへの興味が深まればいいなと思ってますし、レコードへの興味にもつながればいいなと思います。