シモフルフリーペーパー2号の中で、デザートスノーのバイヤー歴15年の栗山弘さんにビンテージ古着の魅力を語って頂きました。前回のインタビューに引き続き、取材した変わり種ヴィンテージアイテムをご紹介いたします。

インタビュー記事をまだ読んでいない方はこちら→https://shimofuru.jp/articles/2629/

 

  • ステューシーのジャガードボーダーTシャツ

栗:学生時代はスケートボードをやっていたこともあり、20代になってから買い集めるようになりました。特にこのジャガード織りのもはあまりなく、初期のこのタグもあまりないものです。オールドスケートのTシャツもXLサイズなんかはかなり高くなっていますね。

初期のタグのものは数自体も少なく本当に珍しいアイテムかと思います。

この辺りバイヤーを長年やっているからこそ持てるアイテムだと思います。

  • ケニントンのシャツ

栗:ケニントンのシャツは面白いものが多く、特にこういった刺繍が入っているものが好きですね。刺繍も細かくオーダーなのか、機械刺繍なのか、リメイク的なものなのかは不明ですが程度が良いものはよく買っています。

栗山さんケニントンのタグにも詳しく、マニアレベルの視点でした笑

こう言った刺繍アイテムは現代の洋服では絶対にコストも合わないので、そう言った意味での市場価値も高いアイテムだと思います。

  • 70sな柄シャツ

栗:アートとして買っているようなアイテムです。ビンテージの中でも今もそんなに人気があるアイテムではありませんがデザインやカラーリングなどが自由で面白いですね。

ポリエステルのシャツはよく見るんですが、コットン生地にシルクスクリーン印刷をしてるアイテムは珍しく、こちらも現代ではコストが高くなる多色刷りで、当時ならではの服作りの自由さを感じるアイテムですね。ピーターマックス風のものなどデザインもすごく良いです。

  • フィッシングベスト
  • LEE31カバーオール

栗:今人気のフィッシングベストも年代やアイテムによりディテールが異なり面白いものが多くあります。昔から基本的には変わらないんですが、面白いものが多いですね。

Leeのカバーオールは31というのがデニムの品番を表していて、生地の番号が書いているものです。これはなかなか出ないと思います。

この辺りもマニアックな視点からチョイスして頂きました。特にカバーオールは今そこまで人気がないように思いますが、モノによりレアなものや、色落ちが良いものなども多くこれから人気が再燃しそうなアイテムかと思います。

  • アディダスのATPジャージ

栗:ATPのジャージの中でも珍しいカラーのものは手元に多くあります。

よくあるのが青とネイビーですが、イエローやオレンジなどは珍しいと思います。

こちらも往年の古着世代の方々には思い入れのあるアイテムかと思いますが、なかなか下北沢の古着屋さんでは見かけなくなってきています。栗山さんが所有しているものは色も珍しいですが、状態もサイズもかなり良かったです。もう値下がりはしないであろうヴィンテージアイテムです。

  • ルイスレザーの革パン、コーティング加工の501

ライトニングのロングを持っていてセットアップで持っていますと栗山さん。

ボトム系も取材でお持ち頂きましたが、懐かしいコーティング加工がされた501なども持ってきて頂きました。15年以上前に人気があったかと思いますが、今はなかなか見ませんね。今見るとレザーパンツっぽく履けそうなので、人気がまた出そうな気がしますね。

  • リペアされたダウンジャケット、エヴァカラーのノースフェイス

栗:愛情が入ってることが感じられる古着もすごく好きで、このダウンも着ていた人が大事に着ていたことが感じられますね。おそらく70年代のものですが、この雑な感じも大好きで、綺麗にやりすぎてないところが古着らしくてお気に入りの一着です。

赤いダウンはダメージ箇所を昔のオーナーさんが手縫いで布を付け足していました。

BORO的観点もあると思いますが、ナイロンのカラーチョイスも良かったです。変わり種として古くはないとのことですがノースフェイスのエヴァジャケットもお持ち頂きました。

・まとめ

あくまでもコレクターでは無く、自分で着るための集めているとのことで、年代は関係なく面白いものを多数持ってらっしゃると納得の内容でした。

スニーカーも同様にお持ちとのことで、ぜひ次回はスニーカーを取材したいと思っています。

最後までご覧いただきありがとうございました🙇

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