Web版#シモフルを見てくださってる方で下北沢にまだ来たことがない方はどのぐらいいらっしゃるんでしょうか?🤔
大学が始まって、会社が始まって。春になると毎年多くの方が上京し、今まで行ったことのなかった東京の名所に行く機会も増えるんじゃないでしょうか?
下北沢はお店も文化も歴史も、街全体が他所とはちょっと違うんです!
そこで今回は、長らく下北沢に根付いてこられた方達に下北沢の移り変わりやこれから下北沢に来るアナタへ向けてのメッセージなどインタビューしてきました!😳
未知の街、下北沢を一緒に攻略しましょう👾👾
●ANTIQUE LIFE JIN
「街のあちこちにお店があって散策自体が楽しいですね」
ANTIQUE LIFE JIN (アンティークライフジン)
東京都世田谷区北沢2丁目30−8 12:00〜19:00
今年で創業40周年を迎えるのは古道具や雑貨を主に取り扱うAntique Life Jinさんにお邪魔しました!
下北沢1番の特徴でもある古着屋がまだあまり無い頃から営まれているそう😲
ずらりと商品の並ぶ店内は昭和の空気がそのまま残されているようでした🌇
Q お店を始めてどのくらい経ちますか?
創業が1982年の3月くらいなのでちょうど40年ですね。この場所は昔はアパートだったんですが、そのときからずっと同じ場所でやっています。
Q 昔と比べて何か下北沢の街に変化はありましたか?
古着屋さんが増えていくと同時に若い方も増えましたね。特に若い男性の方が多くなったように感じます。
Q 長年下北沢で経営されていて感じる下北沢のいいところはどこでしょうか?
歩きやすいところですかね。あちこちにお店があって、街の端などにもお店があるから下北沢の散策を楽しめるんだと思います。
Q 今までで変わったエピソードはありますか?
海外でお店を出されてる方が仕入れにいらっしゃっていた事ですね。フランスやデンマーク、パリの方が買い付けのような形で来てくださったり、シンガポールでラーメン屋さんを営まれている方が内装をすごくこだわっていて、古道具をたくさん買って行ってくださりました。
Q このお店のコンセプトを教えてください。
最初は古道具店で始まり、アメリカ雑貨を扱うお店とも仲良くなって徐々に雑貨も増え、90年くらいには雑貨と古道具が半々くらいになりました。その中で若い方に古道具を親しみやすく紹介できればと思ってます。
Q下北沢の好きなスポットはありますか?
個人的にフーチークーチーという軍モノをメインで扱っている古着屋さんが好きですね。ちょっとおしゃれな古着が多く、他では見ないものが取り揃っています。
Q最後に一言お願いいたします。
気軽に覗きに来てください!
過去には海外バイヤーの方からの買い付けもあったそうで、古道具の人気の高さが伺えます。😳😳
開発が進む下北沢から覗ける街の移り変わりを、一度お手に取ってみてはいかがでしょうか👀
●ザ・スズナリ
「道に迷ってもそれもひとつの楽しみ方です」
ザ・スズナリ
東京都世田谷区北沢1丁目45−15
昭和56年のオープンから下北沢カルチャーの1つ、演劇を支えてきたザ・スズナリさん
当時はアパートと飲食店と劇場という異色の組み合わせが1つになった建物からスタートしたそうです🤔
Q いつ頃始められたんですか?
この場所は元々1階が飲み屋、2階がアパートの建物で、それができたのが昭和44年でした。ザ・スズナリは昭和56年に開業し、私が勤め始めたのは平成2年からです。
Q ザ・スズナリの客層は何歳ぐらいですか?
色々な公演を開催しているので、内容によって客層は変わるといった感じですね。
Q 働き始めてからの30年で下北沢で感じた変化はありますか?
個人商店がもともと多かったんですが、段々とチェーン店とか大型な店舗が増えてきましたね。駅前とかは個人の肉屋や魚屋、闇市があったりとかいろんなお店がありつつ個性的なアンティークのお店とかが当時はありました。個人商店は内装とかも工夫するんですよね。唯一無二な雰囲気があったんですが、それが時代の流れで良くも悪くも最近は減ってきました。
Q下北沢の良さについてお聞かせください。
交通量が少ないので、いつも歩行者天国のようになってるところが好きですね。
Q 若い世代の人が街に増えてると聞きますがどう感じていますか?
人もお店も移り変わりが結構あるので昔からいる方もいっぱいいたんですが、どんどん若い人が主体のお店になってきて、お客さんも若者が多くなってきましたね。あとはネットを通して街に足を運ぶ方が増えたように感じます。
Q演劇に携わるようになったきっかけを教えてください。
学生の時に演劇サークルに入ってたのが一番大きいですね。サークルに所属していた時は舞台に出ることもありましたが今は劇場の運営を行なっています。
Q 劇場はどういった方から利用されているのでしょうか?
貸し劇場という基本スタイルなので劇団の方からの申し出があった際に利用していただくといった流れです。
Q 下北沢には劇場やミニシアターが多くありますが、このようなカルチャーがなぜ下北沢の特色になったと思いますか?
最初は本多一夫さんが稽古場として使っていたザ・スズナリを劇場として使わせてほしいといった声が多くあがり劇場として使うようになっていきました。下北沢は始めから演劇の街というわけではなく、先にあった映画館やライブハウスなどから生まれるカルチャーの中に演劇が加わったというイメージだと思います。
Q 下北沢という街に対するイメージや魅力があればお聞きしたいです。
街が半ば歩行者天国な上に、路地が多いので迷路のような街なので初めてきた人は迷いやすいと思うんですが、それもひとつの楽しみだと思うんです。それって大きな道路を中心とした街にはない楽しみ方だと思うんですね。目的地に行くまでも歩きながらいろんなお店に興味を持てることが魅力です。
昔から受け継がれてきた建物や内装は劇を見る時、より一層物語の世界に連れて行ってくれるように感じました😌
今では若い世代の方も楽しめるような公演も増え、今後の下北沢の演劇シーンも楽しみです!
●toodaloo,kangaroo.
「下町みたいな雰囲気のところが街の良さです」
toodaloo,kangaroo(トゥーダルーカンガルー)
東京都世田谷区北沢2-27-15-1F 12:00〜19:00 水曜定休日
色とりどりのビーズが店内いっぱいに並ぶtoodaloo,kangarooさん🌈
下北沢でお店を始められて25年近くも経つそうです!
Q このお店はどのくらい営業されてますか?
以前一番街の方で営業していて、合わせて30年ぐらいになります。こっちの店舗になってから25年ぐらいですね。
Q 4月から新生活を始められる方に向けて、下北沢の街についてメッセージをお願いします。
東西南北と道が複雑ですごくわかりにくい街なんですよね、駅も変わっちゃいましたし。地図を持ちながら歩くのがいいと思います。目立つ建物もないから余計わかりにくいんですよね。私は下北育ちなのに、まだ上手く道の説明ができないです。(笑)
Q 下北沢の今までの移り変わりなど、何か感じたエピソードがあれば教えて欲しいです。
最近凄く思うのは、下北沢は珍しく男性の街だなと思いますね。以前から飲み屋が多かったのでそんな雰囲気はあったんですけど、メンズの街になったと最近凄い思います。ここ数年で女性から男性への移り変わりが目立ちますね。下北沢の男性文化は昔からあったと思うんですけど、若い学生さんたちも男の子が多いなと感じますね。
Q 下北沢の好きなところってあったりしますか?
下北沢から世田谷代田にかけて静かでいいところだと思います。下町みたいな雰囲気もあって住みやすいし、商店街のおばさんとかも優しくしてくれたりとそういう馴染みのお店が新しく下北沢に来た人たちにもできたらいいんじゃないかなと思います。
最近では下北沢の街に学生の男の子が増えたように感じるそう🤔
実際ハンドメイド男子の方も集うんだとか。オリジナルのアクセサリーを作ってみたい方はぜひ一度訪れてみては?
●IBUQUI
「下北沢はいろんな人に会う深みのある街です」
IBUQUI (イブキ)
東京都世田谷区北沢2丁目11−15 A街区101 東洋百貨店別館B ミカン下北
11:00〜21:00
東洋百貨店内でピアス屋を経営されているIBUQUIさん!
オーガニックボディジュエリーを20年近く制作しているそうです🌳🐚
Q 下北沢に来られて何年くらい経ちますか?
13〜14年くらい経ちます。
Qその前は何をされていたんですか?
沖縄で5年ほどお店をやっていました。
Q この春上京してくる方へ向けて、何か下北沢という街の特色があれば教えてください。
色んな人に会う街だと思います。古着屋をやっている人たちもいれば、バンドをやっている人達もいるし演劇や俳優を目指している人もいるじゃないですか。昔からのお店もあるし新しい建物や施設も出来ているので、若いだけじゃない深みがあるいい街だなと思いますね。
Q 10年以上営業されているという事で、その中で下北沢の変わったと感じる箇所があれば教えてください。
やっぱり駅前じゃないですかね。駅前市場が無くなったのとか印象的ですし、駅そのものも変わりましたよね。それが大きな変化だと思います。走って小田急に飛び乗って新宿に行くみたいな光景も見られなくなったり(笑)。
Q 再開発をきっかけに若い人の流入が増えてきたなという印象でしょうか?
再開発の前から若い世代の人達はいたように感じます。
Q 古着屋さんが今200店舗くらい下北沢にあるんですが、ここ2〜3年で急激に増え出したように感じますか?
そうですね、一気に増え出した気はします。今までは南口側が基本的に飲食で、北口側に物販の店があるようなイメージだったんですけど、特に大きな古着屋さんが南口側に出店し、その流れで街全体に古着屋さんが増えているような印象です。
Q 東洋百貨店に出店した経緯を教えてください。
東京にお店を出したいと思った時にちょうど空いていたのでここに決めました。
他の店舗さんも個人店で、そこが下北沢の好きなところですね。一人一人違うのが良いところだと思います。
天然素材とシルバージュエリーを組み合わせたそのデザインは、雑多な百貨店内でも一際輝いて見えます✨
下北沢の再開発の移り変わりも見てきたからこそ伝えられる想いも感じられました☺️
●ソノラ
「がむしゃらで無くていいのが下北沢の特色です」
ソノラ
東京都世田谷区北沢2丁目25 13:00〜20:00
物の密集した店内が特徴的なSonoraさん
宝探しのような感覚で商品を見ることができます💎
Q お店は何年くらい営まれていますか?
以前は原宿や池袋パルコとかでお店をやっていまして、15年くらい前に原宿から下北沢に来ました。アメリカから帰ってきて独立する際に下北に友達が何人かいたので下北沢に来ちゃいましたね(笑)。
Q 下北沢の特色を教えてください。
自分が自分でいれる感じですね。がむしゃらにやらなくていいっていうか(笑)、他の街と比べて嫌な競争をしなくて良いところですかね。マイペースでいれるところが良いところだと思います。
Q 下北沢の移り変わりについて感じることがあれば教えてください。
昔はガロ系のお店とか在日系のお店とか、文化的に古くからあるようなそういった街の先輩たちがほぼほぼいなくなっちゃいましたね。けどそれは駅前の開発だけが原因じゃないと思ってて、単純に世代交代なんだと思います(笑)。もう今では下北沢は若者の街ですね。ただやっぱり街自体の狭さや空間が独特なので、良い広がりをしてるんじゃないかと思います。
Q 下北沢に初めて来る方に向けてメッセージをいただきたいです。
物怖じや気負いをせずに来れたらいいんじゃないですかね、ゆるいところがあるのも下北沢の良さだと思うので。住むところもどんどん増えていますし、今後も面白い街になるんじゃないかと思います。独特なヴィンテージタウンのようになっていけば良いですね。あと、節約の出来る街だと思います(笑)。
まるでバザーのようなその店舗スタイルはいるだけでワクワクします🤩
商品のほとんどが一点物なのが特徴で、こだわり抜いた雑貨たちをぜひ一度ご覧になってみてください🏃♂️
いかがでしたでしょうか?
最近は駅前の開発や新しい施設のオープンなど、どんどんと街の風景も変わってきていますが長く下北沢にあるお店もまだまだ沢山あります🧐
もちろん古着を買ったりやカレーを食べたりするのも楽しいですが、まだ知らなかった楽しみをぜひ見つけてみてください😆
このインタビューも掲載されている#シモフルフリーペーパー第3号は2022年5月7日〜8日MICMO (ミクモ)下北沢3号店前にて無料配布いたします!ぜひゲットしてください!🏃♂️
最後までお読みいただきありがとうございました!🙇♂️
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